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プロ ジェクタ FAN騒音の対策指針
Keyword:FAN騒音・寄与・対策箇所の特 定

プロジェクタの騒音改善のため問題点を把握し、対策箇所の特定を行い、対策を考えます。
装置の前方&横方向の高さ1.5mの位置での音と、プロジェクタ近傍音の計測を行い、FAN騒音の寄与と対策箇所の特定を確認します。

測定・解析システム
  
  マイクロホンによる測定


測定データ例
         解析対象イメージ図
     

データの計測
 時系列データを計測します
  ・計測は、実稼働状態でのFAN騒音を計測します。
  ・プロジェクタの前面および側面1.5mの位置に基準マイクロホンを設置します。
  ・プロジェクタの各面をそれぞれ上図のように超小型マイクロホンを設置します。
   (今回は超小型マイクを8個使用し、3回に分けて計測しました。)
  ・所要時間は超小型マイクロホンを移動して、1時間程度でした。

前面と側面の基準マイク位置における騒音(A特性)
  前面は側面より周波数が低く、前面が1dB程度騒音が大きかった


プロジェクタの前面および側面マイクロホンとの相関結果
  上から、前面、側面のマイクロホンとの相関関数を3次元にした結果になります
  横軸:周波数 縦軸:計測チャンネル1から
  傾向はほぼ同様で、約700Hz以下の側面と前面の相関が高い事が分かります。
  しかし、どの測定点においても、約700Hz以下が高いため、それぞれの対策効果がどの程度であるか
  判断基準が難しいところです。


プロジェクタの前方マイクロホンとの相関結果
別の表示方法として以下のように、各位置での表示を行いました。



次に解析を進め、以下は主成分分析結果

  横軸:周波数 縦軸:計測チャンネル1から


側面(右)のFANが全体的に寄与が高い事が確認できました。
この結果から、側面(右)FANの対策を行うと効果が大きい事がわかります。

プロジェクタ内部の対策箇所、FANを使用した装置類の対策についても実施しておりますので、ご興味のある方は、ご連絡頂きたいと思います。

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