Modal解析に関する一般
Q&A |
1.データ収集を
行なう周波数範囲はどのように決定するのですか? 基本的に解析対象構造物への振動源となる周波数範囲をカバーする必要はあります。振動騒音は何らかの加振があって問題が発生するため基本的にその周波数範 囲内を解析する必要があります。 |
2.実験の測定ポ
イント数及び位置はどのように決めるのですか? 解析するモードを正確に表現できる測定位置とポイント数が必要です。 測定する周波数範囲にいくつモードがあり、そのモードを正しく表現できるポイント数と位置を選択する必要があります。例えば、1本の棒を実験する場合1次 の曲げモードだけを求めるならば最低3点の測定点があれば良いのです。 最近は、有限要素法の結果を元にテストプランニング機能を使ってポイントをあらかじめ見る方法もあります。 |
3.センサーの重
さは無視できる重さと言われていますがどの程度の重さまで許容できるのでしょうか? 一概には言えませんが、対象となる構造物の総重量とは比例しません。あくまでもセンサーを取付ける位置でMass付加にならないような重さのセンサーを使 用する必要があります。 |
4.加振点は、ど
のように決定すれば良いのでしょうか? 伝達関数を測定する場合の基準となる点を選択する。通常以下の注意が必要である。 構造物全体を振動させることができること 分析周波数範囲全体を加振できること モードの節(ノード点)にならないこと |
5.実験する構造
物は必ずフリーフリーにしなければならないのですか? 実験対象の構造物は、通常、フリーフリーの状態(宙に浮かした状態)でデータの測定を行なう。これは、対象構造物単体のモードを正確に測定するためであ る。支持の方法を間違えると構造の系が変化してしまう。 但し、フリーフリーの状態にできない構造物もある。建物や、据え付けの機械工作物etc.などは、地面に剛に接続されている構造物と仮定した モデルとしてデータの測定を行なう。この場合、外乱(外からくる振動)のない状態でデータ測定を行なう必要がある。 |
6.ユニバーサル
ファイルのフォーマットは? Cincinnati大学のホームページにオリジナルのユニバーサルファイルフォーマットが掲載されています。 http://www.sdrl.uc.edu/ Universal File Format Informatioの中の、Selected Current Universal File Formatsに標準フォーマットがあります。 |