ARTeMIS
 ARTeMISとは ( OMA 実稼動モーダル解析)
Ambient Response Testing and Modal Identification Software
ARTeMISは、今までのモーダル解析のように、シェーカやハンマーによる加振を行なわず実 稼動中の振動データを測定し、その応答のみから、構造物の固有振動数、モードシェープ、およびモード減衰を正確に推定することが可能です。
ARTeMIS エキストラクターは、ビル建築物、橋梁、ダム、海洋建造物などの土木・建築構造物や、加振源が特定できない機械構造物等のモーダル解析に有効なツールで す。
 特徴

 用途

●運転状態にある構造物の挙動を実証するための、時間領域での変位、速度、および加速度のアニメーション(バージョン3.5より可 能)。 
●ユーザーによってスケーリングされた、周波数領域における実稼動時の変形 形状、変位、速度、および加速度(バージョン3.5より可能)。 
●測定された応答のみによるシステム同定
●周囲加振および実稼動条件下での構造物のモーダル解析 
●いかなる人工的加振も使用しないモーダル解析 
●モード推定結果の検証 
●モードシェープ・アニメーション、および異なる同定手法によるモードシェープ推定の比較 
●実験的に得られたモードと有限要素解析によるモードの比較 
●有限要素モデル・アップデーティングのために使用されるモーダルパラメータの推定
●構造物のヘルスモニタリングのために使用されるモーダルパラメータの推定 

特徴

●Windows XP/VISTA/7対応のユーザーフレンドリなソフトウェア 
●UFF ファイルフォーマットをサポートするシステムからの形状データおよび測定データ・ファイル転送 
●OLE オートメーション・サポートを備えたソフトウェアからの幾何学情報と測定データの直接転送、MATLAB およびPULSEへ即時リンク 
●コンピュータのメモリによってのみ制限される処理チャネルの数とデータ量 
●多重データセットと多重参照ポイント、モードシェープの自動アセンブリを処理 
●効果的で使い易い信号処理ウイザード 
●モードシェープ・アニメーションを即時に作り出す高速周波数領域分解アルゴリズム 
●すべてのモーダルパラメータの正確な推定のための強化周波数領域分解 
● 時間領域における最も正確なモード同定のための確率的小空間同定アルゴリズム
●物理的なモードと計算によるモードを区別するためのスタビリティ・ダイアグラム 
●応答スペクトルのシンセシスと検証のための相関関数 
●異なるプロジェクト、または異なる手法によるモードシェープ間のモード信頼性
●評価基準 (MAC)マトリクスの計算 
●ARTeMISプログラムによって生成されるすべての図と表に対するOLE サポート 
●例えばExcel や MATLAB のようなWindows ベースのプログラムに対するOLEオートメーション・サポート。 ユーザーは、自分自身のアプリケーションからARTeMISを呼び出すこともできます 
●UFF ファイルフォーマットによる、すべてのモーダル解析結果の転送 
●AVI ムービーファイルによる、例えばWindows Media PlayerやPower Point への、すべてのアニメーションのエクスポート 

 

 モーダルパラメータの抽出
単純なピークピッキングのままで
モードピークでポイントを一つピックするだけで、直ちにモード推定が可能です。 

モードピークの同定
MAC基準に基づいて、強化周波数領域分解アルゴリズムは、ユーザーによって選ばれたピークポイントのまわりでのモードピークを同定します。このモード ピークがSDOFシステムに一致すれば、実際にそれがSDOFシステムのオートスペクトル密度です。通常、ピークはスペクトルピークのまわりのある周波数 レンジにおいて同定されます。

さらに正確なモードシェープ
モードシェープは、スペクトル関数の同定された部分と、それに対応する、スペクトルマトリックスの特異値分解から得られる特異ベクトルを使用し、周波数領 域で直接アベレージングすることによって得られます。

 

時間領域カーブ フィット
正確な同定
時間領域アプローチにおいて、ユーザーは最大3つの種類の確率的小空間同定 (SSI) 手法を使用し、非常に正確なモード同定を行うことができます。手法はすべての利用可能な応答データを使い、離散化した時間でのフルモデルを推定します。  

フレキシブルなスタビリティ基準
一つのモードから、信号処理コンフィギュレーションにおいて指定された一般的な確率的小空間のHankelマト リックスのサイズによって決定されるモードの最大数まで、モデルオーダーを指定することができます。減衰、固有振動数、モードシェープ、および初期振幅に 基づくモデルの安定化基準を指定するためのオプションもあります。後者は統計的なモデリングの品質を表します。典型的なスタビリティ・ダイアグラムが、以 下に示されています。 

 比較アニメー ション
実験 モーダル解析結果を比較アニメーションできます。

 動作環境・その他
 Windows XP ,VISTA , 7
 Pentium クラス PC (500MHz 以上を推奨) 
  1 GB RAM 以上
  1 GB 空きハードティスクスペース(必要ディスクスペースはプロジェクトに依存)
 SVGA モニター、800x600以上のスクリーン解像度 
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