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> 実験モーダル解析の基礎(実践編)
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実践編

4.計測準備と形状作成

ここでは、もう少し、事前確認の話を続けます

結線
1. パソコンと計測装置の接続
2. ch入力: 加振用ハンマーを接続
3. ch入力: 加速度計を接続


計測のセットアップ
 FFTアナライザ等のセットアップは何を設定するのか?
 ●周波数レンジの設定  : サンプリング周波数が決まる
 ●フレームサイズの設定 : 一回にサンプリングするポイント数を指定
                                         数が多いほど、計測時間が長くなる
  
  
 ●平均回数の設定  : ハンマリング加振で、3回から5回程度か。対象物による。
   もっと多く加振して伝達案数の精度が高くなるのであれば、回数を増やしても良いが、
   人が加振するため、あまり多くすると疲れて不安定になる可能性が高い。
 ●トリガの設定     : ハンマリング加振では必要。レベル等を設定する。
 ●入力レンジの設定 : 入力信号が適度になるように設定する
 ●ウィンドウの設定  : 無し、ハニング、指数ウィンドウ、など
   ウィンドウの目的はFFT処理のリーケージエラーを小さくすることである。エラーがなければ無しが良い。
   ハンマリング加振では、基本的に減衰するまで計測すればエラーが無いのでウィンドウは無しが良い
   減衰しきれない場合は指数ウィンドウ。連続波形は、ハニングウィンドウ。
  

 ●校正値の設定    : ここでは、加振ハンマーと加速度計の設定例を示します
    CH1は、加振用ハンマー、単位(N)、0.023V(23mV)が1N と設定
    CH2は、加速度計、単位(m/sec^2)、0.01V(10mV)が1m/sec^2と設定
  

 ●表示 : リアルタイム表示としては、時間、スペクトル、伝達関数、コヒーレンス程度は必要
   本計測システム(NV-Light)では、特に設定なし(自動)

計測装置の設定はこの程度で終了

試し加振をする
 ここまで準備ができたら、さっそく加振してみよう。
  
                ハンマーの周波数スペクトル        加速度計の 周波数スペクトル

左図は、ハンマーが3000Hzまで加振がされているか、確認できます
右図は、加速度の周波数データで、0Hzに近い所に剛体モードそして5個のピーク(モード)が確認できます
 
形状データの作成
 形状データの作成は、計測点の点、と、点どうしの結線が基本

 

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